| ●「これが最善」でなく、様々な検討を!(2006 4月) | |
| 現在、文京区の区有地に関わる3つの大きな問題があります。 その一、「小・中学校の将来ビジョン(素案)の骨子」で、第五中、第七中を統合し、新中学校を新大塚公園と教育センターの場所に建設することが先行して示されました。2校の統合についての区民合意も十分ではありません。また、一万三千名を越える公園の廃止反対を求める署名も出されています。 「なぜこの地に?」との区民の問に対し、当初、「広い校地がとれる。百メートル直線トラックも作りたい」と説明していました。しかし、臨時の文教委員会で示された計画概略図によれば、校庭面積は第三中学、第一中学より狭く、70メートルの直線が限度です。 新大塚公園活用案だけでなく、区民から要望が強い第七中学校活用案も作成し、ともに検討すべきです。そもそも、6月には出される将来ビジョン素案を待ち、区内中学校全体の配置計画の中で議論を進めるべきです。 その二、旧第四中学校の跡地の活用については、区は、議会も区民も知らないうちに東京大学の提案のみ受けてしまいました。そして、詳細な設計図も示されず、区民利用がどのくらい保障されるのかも分からない状況で、地域の町会役員の同意をとり、それを区民の合意としようとさえしています。 この跡地については、「用途地域の問題から教育施設しか建設できない」と言う理由はあるとしても、なぜ東大の提案だけを受け容れるのでしょうか。他の教育機関等にも広く周知し、区民にとってより良い提案を出した所と連携すべきではなかったでしょうか。 その三として、老朽化した湯島総合体育館を、旧元町小学校跡地と元町公園を活用し、プロポーザルで建設することが、今議会で報告されました。その際、公園を小学校側に移す素案が示され、区民説明会も急遽開かれました。 新たな体育館の建設をプロポーザル方式にせず、小学校部分に体育館を単独で建設すれば、イタリア、カサード方式の公園として、日本でも貴重な元町公園を活かすことも可能です。 三つの例ともに共通する区の姿勢、主張は、「これが最善」です。しかし、「区民参画」を表明するなら、オルタナティブ(代わりの)案を受け入れる、柔軟な姿勢を持つべきと思います。 |