●将来ビジョン策定も「区民参画」で!(2006 8月)
区立小・中学校の将来ビジョン(素案)が6月6日の教育委員会で承認され、区民への説明会が6月17日から7月20日まで、ビジョンに関係する12の小学校、7つの中学校、そして地域の区民施設等で計24回開催され、私も10箇所の説明会に出席しました。
 将来ビジョン(素案)には10の統合・改築等のプランが別紙としてつけられていますが(3面参照)、今回のビジョンはまさにこの学校改築ブランそのものです。ビジョンに述べられている「基本的考え方と方向性」も、改築校へのメリット作りにとどまっており、区内全小・中学校に共通する「教育ビジョン」と言えるものではありません。
 この将来ビジョンの「おわりに」で、「教育改革区民会議第二次答申の考え方及び「区立小中学校の将来ビジョン策定の基本方針について」で提起された観点を基に、さまざまな角度から検討を行い、提示した。」と書かれています。しかし、誠之小学校の低学年、高学年の二つの校舎、あるいは、窪町小学校と大塚小学校の統合校における4年生だけが分校に、との「とんでもない案」は、いつ、どこで、だれが、どのように検討してできたのでしょうか。ビジョン策定過程が明らかにされておらず、区民への説明責任は不十分です。
 第5中と第七中の統合、新大塚公園等での新校建設は一万7千余名の「新大塚公園反対」の署名や、第五中学の存続を求める地元町会の強い要望にもかかわらず、6月6日の教育委員会で決定されてしまいました。
 自治基本条例で「区民との協働・協治」を謳うなら、多くの署名、要望、区民説明会や9月まで延長されたパブリックコメントでの区民意見、そして、9月実施の区民へのアンケート結果を尊重し、将来ビジョン(素案)を作り直すべきです。
 それにしても、昨年4月に制定された自治基本条例の「政策の立案からの区民参画」を実効あるものにするためにも、「市民参加条例」「パブリックコメント条例」等の制定が必要です。
ニュース33号の元町公園―公園の変更を審議する都市計画審議会には、多くの区民、団体から保存を求める意見書が寄せられました。「文化財としての検討も不十分」との理由から継続審議になったことは、大きな成果です。