● 文京区でも「子ども条例」の制定を!              2002年秋
 8月1日、2日、兵庫県川西市で開かれた自治体シンポジウム2002「地方自治と子ども施策」に参加しました。

 川西市は平成10年、「子どもの人権オンブズパーソン条例」を全国に先駆けて制定し、翌年4月、いじめや体罰、虐待などの問題を取り扱う第三者機関「子どもの人権オンブズパーソン」を設立して、子どもを取り巻く諸問題に取り組んでいます。その川西市に、子どもたちも参加して「子どもの権利に関する条例」を制定した川崎市をはじめ、「子どもの権利条例」を積極的に施策に取り入れている自治体の職員等が集合し、各地の様々な取り組みを発表し、また、参加者も加わって意見交換をしました。

 文京区では来年改訂の地域福祉計画の中に「子どもの権利条例の主旨に則り、児童虐待やいじめの問題に対し、子どもの権利を擁護するための取り組みを行っていきます。」と言う文言が初めて入りました。また、私が3年前の地域福祉計画の改訂に際し、その設置を求めた「子ども家庭支援センター」が、今回、やっと実現に向けて検討されることになりました。しかし、これだけではまだ不十分です。
 
 子どもの救済、参加・参画、そして子ども施策の総合化の課題に取り組むには、やはり「子どもの権利条例」のような条例化が不可欠です。文京区での条例化への道のりはまだまだ遠いものがありますが、制定に向けて進んでいきましょう。
 
 まず、おとなが幸せにいてください。おとなが幸せじゃないのに、こどもだけ幸せにはなれません。おとなが幸せでないと、子どもに虐待とか体罰とかが起きます。条例に"子どもは愛情と理解をもって育まれる"とありますが、まず、家庭や学校、地域のなかで、おとなが幸せでいてほしいのです。子どもはそういうなかで、安心して生きることができます。(川崎市子ども権利条例子ども委員会まとめから−子どもって、とても優しいですね。