見て・歩いて・考えて
村越まり子が日々の活動で見て、歩いて、考えたことをご報告いたします。
2004年
  6 月
 6月26日(土) 男女共同参画週間記念講演
             瀬地山 角  東京大学大学院助教授   男女平等センター
大学の先生と言うより、学生と思われるような風貌。『お笑いジェンダー論』などを書かれている先生の人気か、男女平等センターの催しとしては珍しく若い男性の参加が目につきました。
男性の自殺が多いのは日本の特徴で、男性が一人で一家を支えようと無理をしている。高齢社会になることは、支える人が減り、支えられる人が増えること。これからは高齢者、女性が仕事をし、1頭だての馬車の時代から、2頭立て、4頭立ての馬車にしていかなくてはいけない。なんていうお話の合間に、離婚する率は3割を超えている。これからは「別れても好きな人」ではなく「別れたら別な人」と新しい人を見つけていかなくては、なんて話に会場からはしばしば爆笑がおきました。
 6月25日(金) 市川房枝政治参画センター 「憲法学習」
 「憲法」について学生時代にきちんと勉強したことがなかったので、「目から鱗」の一日でした
法政大学の建石先生の講義「人権の理念と現在の課題」−フランスの人権宣言、1948年の世界人権宣言などを例に人権の理念がどのように書かれているのか、また、自由権や社会権、そして環境権といった様々な人権の類型について分かりやすい講義でした。また、現在の課題として、多様な少数者の個人の人権として、同姓婚、性転換者の婚姻がヨーロッパなどで認められるようになっているとのお話もありました。 都立大学名誉教授の鉢生誠吉先生の講義「国家の仕組・人権の仕組」−当日は体調を崩されていたにも関わらず、憲法9条を改正することは現在の中国の経済状況を考えたら到底できるものではないと熱っぽく語られました。第2次大戦中は、戦争批判をし、上海租界で暮らしていた中国通の先生ならではのお話でした。憲法の大事な箇所を助手の方が朗読。中学校などでしっかりと憲法を勉強すべきですね。
 6月21日(月)  議会改革と言う前に
明日6月22日(火)の本会議で、定例会が終わります24日の参議院選挙の告示を控えていたこともあり、議員たちの心はすでに別のところに行っていたような定例会でした。でも、こんな状態は選挙前だけにかぎらず、いつでも同じで、理事者からの報告事項の一つ一つについて、疑問点を質問したり、問題点を指摘するのは私たち「市民フォーラム」を含めて、一部の議員に限られています。
 議会の活性化を研究すると言う目的で5月24日に開かれた議会運営委員会の研究会で、大森爾千葉大学教授が「区議会に与党、野党はなく、議会は首長や執行機関をきちんとチャックするのが仕事。」と話されましたが、文京区の区議会議員たちは、まだまだ「与党」意識が強いようです。「与党」と呼ばれる議員たちは、議会ではないところで理事者報告を受け、了解されているようで、議会の場で聞くことが全くないようです。議会改革と言う前に、一人一人の議員が自分たちの役目は何なのかをしっかりと考えていかなければならないのでは。
 今定例会で目についたのが、委員会の最中、特に午前中はぐっすりとお休みになっている区の最高責任者の姿です。少子化、学校選択による7中問題、大規模再開発への税金の投入などなど課題満載の区政の舵取りをする区長のあまりにも酷い姿に、傍聴された区民からは怒りの声があがっていました。
 6月17日 春日自転車駐車場視察
建設委員会での議案の審議の前に春日交差点下に作られた駐車場を視察しました。この自転車駐車場の管理運営は「NPO自転車環境創造ネットワーク」が委託することになりました。このNP0は私たちがイメージする「NPO」とは少々違い、駐輪機を作る会社が母体とか。
入り口のスロープには自転車を載せ、自動的に上へ自転車を運ぶ、ベルトコンベアーのようなものが設置してあります。 広々とした自転車駐車場。自転車を預けるだけでなく、電動自転車やブランド自転車などを借りることもできます。
 6月12日(土) 講演 「子どもたちのために」と言う前に
                 青木 悦(教育ジャーナリスト) 
茗台生涯学習館
「いじめ」など、現代の子どもたちの状況を、取材、執筆するとともに、全国各地で講演活動を行っている青木悦さんは、私が会員であるふぇみん民主クラブの新聞の記者でもありました。今年、世田谷から西片に引っ越されたとのこと。これからも区内でお話を聞ける機会をぜひ作っていきたいと思いました。
青木悦さんのお話
 佐世保の事件の後、ファックスや電話による相談が多く寄せられた。そんな電話の中には「判断して欲しい」と言う相談もある。今、自分の子育てが正しいのか正しくないのか自信を持てず、他人に頼む傾向がある。
 今、子どもたちに対し、「わがまま、勝手」などと言う批判が行われているが、実態を知らないだけ。子どもたちはどこにも本音を言えず、気配りをしていることを、大人たちは分っていない。イジメを受けても、父親をがっかりさせなくない、母親悲しませなくないと、イジメられていることを必死に隠そうとしているのが子どもたち。
 親は「幻の子ども像」を描き、スーパースターのような、あるべき子ども像が親の中に出来上がってしまう。そんな幻の子どもと我が子を比較してしまうが、幻の子ども像のような子どもは実在しない。子どもが相反するような性格を両方持っているように見えても、一方は演技。
 佐世保の事件のようなことは、いつでも、どこでも、誰にでも起こるものではなく、いくつかの要素が重なったもの。チャットの中でしか本音を出せない子どもたちに、感情を出せるようにしなくてはいけない。弱音を吐ける家庭、いい子じゃなくてもいられる場にしなくてはいけない。
 子どもたちが悪いから教育基本法を変えろというのはウソであり、ゴマカシ。教育施策が問題た。
 
講演の後、ふぇみんの仲間である定塚さんが、子どもの卒業式の時、PTA会長としての挨拶の代わりに歌った自作の歌を披露。この歌を聴いたのは2度目ですが、とってもいい歌です
 6月6日(日) 小石川消防操法コンクール    
操法をスタートする前の点検も採点の対象になります。よく観察していると、各団の点検にも特徴があることがわかりました。 例年の会場となるスポーツセンターの池でカルガモが巣をつくり、まだ巣立ちが終わっていないことから、急遽会場を隣の放送大学の敷地に会場を変更しました。直線コースがとれないことから、ホースを接続した後の放水は私たちのところからは見えませんでした。
雨の中のコンクールが無事に終了。結果は、第2分団が優勝し、私が住む千石の第6分団は2年連続の優勝は逃したものの、2位でした。優勝した分団は東京都大会に向けてまた一層の訓練をするとのことです。仕事をしながら消防団活動を行うことは難しく、新しい団員を確保することはどの分団にとっても頭がいたい問題です。
 6月5日(土) 佐多稲子生誕100年記念の集い  津田ホール
 私が会員になっているふぇみん婦人民主クラブが共催の集いに行きました。当日は4年に一度開かれる高校の同期会に重なってしまい、大江健三郎さんの講演は聞くことができずに残念。
 戦争中に戦争協力をしてしまったことから、戦後は戦争責任を問い直すことから再出発し、生涯をかけて真摯に見つめた佐多さんが生きていらしたら、戦争への道を歩き初めている今の日本の状況をどのように捉え、どのように書かれたでしょうか。 当日は主催者の予想を超える多くの参加者が集まりました。 会場のホールは12時半の開場とともに満席に、そしてモニター映像が流れる第一、第二の部屋も満員となり、私も写真を撮りにホールに入ったものの、その後は廊下に流れる音声で澤地久枝さんの「試される」のお話をお聞きしました。
 今、私たちも「試されている」こと、しっかりと認識しなければなりません。